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2017年2月19日 (日)

宝永山 暴風に耐えた先には、富士の大展望

今回のお山は、富士山の側火山、宝永山(標高2693m)。
東京から富士山を見た時に、左側(南側)の中腹にコブのように突き出している山です。
 
出発は富士登山道・御殿場口。ただし閉山時期で道路も閉鎖されているため、まずは道路を御殿場口まで歩いてからようやく出発。
宝永山は御殿場口登山道を六合目まで登り、枝道に入った先になります。
 
御殿場口から登り始めてすぐに夜明け。手前に雲が沸いていて、凱風快晴とはいきませんでしたが、どうにか朝日を浴びた赤富士の姿を拝むことができました。
 
さて、ここからが地獄。
すでに森林限界をこえているので、展望は良く、目指す宝永山頂も最初から見えています。
しかし、なにしろ巨大な富士山。行けども行けども、目的地が全く近づきません。
しかも徐々に風が強くなり、凍り付いた大砂走りを登り始めた時には風速20m以上の暴風に。
時々一際強い突風が吹き、バラバラと氷の欠片や小石が叩き付けてきます。
出発から4時間以上かかって、ようやく宝永山山頂に到着。
 
目の前には巨大な口を開けた宝永火口、火口の上には厳冬期の富士本峰が白く輝き、まさに大迫力。
振り返れば駿河湾が一望です。
山頂に着いてから10分ほどは不思議と風が止み、大展望を独り占めで楽しむことができました
 
下山は宝永火口の底を経て反対側の第一火口縁から須山口登山道で途中まで下り、御殿場口へと戻るルート。
行動時間約8時間、単純標高差1420m、総行程17.5kmの山行でした。
 
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朝日に照らされた富士
 
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宝永山と富士本峰
 
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宝永山へ向かうリッジライン。
 
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宝永第一火口と富士本峰。直径1kmをこえる巨大な火口は大迫力でした。
 
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須山口登山道から見上げる宝永第一火口の全景

2017年2月13日 (月)

蓼科山 八ヶ岳ブルーの空と大展望

今回のお山は、諏訪富士とも呼ばれる百名山、蓼科山(標高2530m)。
蓼科山には幾つか登山ルートがありますが、今回は諏訪側のスズラン峠から。
 
朝6時、駐車場に到着。気温はマイナス12℃。
雪や霧氷の付いた木々の姿を楽しみつつ、樹林帯の急登を黙々と登ると、
やがて木々がまばらになってきて、びっしりと氷雪に覆われた枯れ木の森に出ます。
ここが山頂直下の縞枯帯。
もうひと登りで、岩に覆われた蓼科山山頂部に出ます。
登山口から約2時間で登頂。
 
山頂は広く、南の端に一等三角点が据えられた山頂があります。そして、真ん中あたりには石で作られた蓼科神社の奥社。
祠もびっしりと氷雪に覆われていましたが、まずは手を合わせて無事登頂のお礼と下山の無事を祈願。
 
山頂はそこそこ風がありましたが、強風というほどではなく、頭上の空は快晴。
八ヶ岳ブルーとも呼ばれる、深い蒼を湛えた空の下、
山頂からは、北八ヶ岳から南八ヶ岳まで、南北30kmにおよぶ八ヶ岳連峰が一望でした。
 
雪の多い北八ヶ岳らしい、蒼と白の世界を堪能できて満足の山行でした。
 
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蓼科山山頂直下から八ヶ岳連峰を一望。
 
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霧氷の付いた木々が朝日に輝く。
 
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山頂直下の縞枯れ帯。氷雪に覆われた枯れ木の森。
 
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広い蓼科山の山頂。一面の岩くずに覆われた独特の世界。
 
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蓼科山から見下ろす車山と結氷した白樺湖。
 
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山麓のカラマツ林も一面の雪の世界。
 

2017年2月 4日 (土)

八ヶ岳・赤岳 南沢~地蔵~文三郎

今週のお山は、八ヶ岳連峰の主峰・赤岳(標高2899m)。
2週間前には暴風とガスに阻まれて無念の撤退となった厳冬期の赤岳登頂、再挑戦。
 
標高1480mの美濃戸口にある八ヶ岳山荘の仮眠室で前泊。
翌朝6時に山荘を出発して赤岳に向かいました。
ルートは、美濃戸口から美濃戸まで林道を歩き、南沢コースで標高2300mの行者小屋に到達。
ここでアイゼンやピッケル、ヘルメットなどを装備し、地蔵尾根から標高2899mの山頂へ。
地蔵尾根を登り始めて20分ほどで樹林帯を抜け、一気に視界が開けます。
空は雲一つない快晴。風は多少ありますが、煽られるほどではありません。
前回のガスで真っ白な展望とは異なり、雪をまとった南八ヶ岳の姿が視界一杯に広がります。
 
お地蔵様が祀られた地蔵の頭まで登れば、八ヶ岳連峰の主稜線。
すぐ先の赤岳天望荘を越えると、赤岳山頂へ向かう最後の登り。
標高差150mの急登を一気に登れば、赤岳北峰。すぐそこに赤岳山頂が見えます。
美濃戸口を出発して4時間30分、赤岳山頂到着。
 
空は紺碧の八ヶ岳ブルー。
眼下には、権現岳、横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山と2500m級の八ヶ岳連峰の峰々が連なり、
日本アルプスから妙高連山、浅間連山、日光連山、奥秩父山地、富士山まで360度の大展望。
そのどれもが雪で白く染まり、素晴らしいの一言でした。
下山は、阿弥陀岳の展望を楽しみながら文三郎道を下って行者小屋へ。
 
行動時間8時間30分、標高差約1420m、総行程約16kmの山行でした。
 
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行者小屋から、朝日が当たり始めた阿弥陀岳と赤岳
 
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地蔵尾根から見上げる赤岳。
 
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地蔵の頭から赤岳天望荘と赤岳
 
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いざ、赤岳山頂へ
 
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眼下に2500m級の峰々を見下ろす。
 
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竜頭峰から権現岳へ続くキレット。彼方には南アルプスの雄峰群。
 
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赤岳山頂直下から望む阿弥陀岳
 
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左右に御嶽山と乗鞍岳を背負った阿弥陀岳。
 
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文三郎道から望む中山のコルと阿弥陀岳。この角度が格好いいのです。
 

2017年2月 2日 (木)

雲竜渓谷の氷瀑。

日光・女峰山のふもとにある雲竜渓谷の氷瀑に行ってきました。
登山口は、日光東照宮の奥。
 
平日ですが、午前7時の段階で林道ゲート前の駐車スペースは満車。
下山時はかなり下の方まで路駐の車が点々と。
 
雲竜渓谷へは、まず林道を歩き、途中から河原へ降りて渓谷の奥にある雲竜瀑を目指します。片道約5kmの道のり。
雪は比較的少なく、行程の半分以上はアイゼンなしでも行けました。
渓谷に入ると、岩壁にアイスブルーの巨大な氷柱が現れます。
 
雲竜渓谷の氷柱が最も発達するのは1月下旬から2月上旬までのほんの短い期間。
何度か渡渉しながら奥へと進むと、結氷した雲竜瀑が現れます。
小さな氷柱を無数に従えてそびえる落差100mとも言われる巨大な氷瀑は、圧倒的な迫力でした。
 
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無数の氷柱を従えてそびえる雲竜瀑。
 
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氷柱の裏側から雲竜瀑を望む。
 
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雲竜瀑と雲竜渓谷。
 
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雲竜瀑の巨大さ。

2017年1月29日 (日)

黒斑山 快晴の下、浅間山の大展望

2週間前、今季最強寒波と3時間近いラッセルの末に敗退した黒斑山に再び挑む!
 
出発は車坂峠。
先日は新雪がどっさりの状態でしたが、登山道の雪もしっかり踏み固められていたので、非常に歩きやすい状態。
 
表コースをたどり、前回の半分以下の時間で稜線に出ると、快晴の空の下、
浅間山の巨体がそびえていました。
山肌の雪はやや少なくなっており、真っ白とはいきませんでしたが、
白い縞模様が目立つ冬らしい浅間山の姿です。
 
目的の黒斑山の山頂を踏んだ後、さらに外輪山の稜線を先へと進み、蛇骨岳、仙人岳へ。
仙人岳山頂から先はトレースがなくなっていましたが、Jバンドの手前「虎の尾」まで進みました。
  
目の前には浅間山。
振り返れば、百名山の四阿山とその向こうに北アルプスの白い雄峰たちが連なっています。
 
しばし休憩の後、風が強まってきたので来た道を引き返し。
展望が良かったので、下山も表コースを使って車坂峠に戻りました。
 
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2017年1月22日 (日)

赤岳鉱泉の夜。

八ヶ岳に抱かれた標高2200mの山小屋、赤岳鉱泉。

赤岳登頂を目指して、前夜に宿泊。

夜には満天の星。
テントや小屋の明かりに仄かに照らされた雪の森と横岳の稜線にオリオンが輝いていました。

翌日は、曇り空と強風。赤岳山頂直下、標高2850mの竜頭峰分岐で、無念の撤退。

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2017年1月 1日 (日)

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
A Happy New Year.
I will deliver New Year's cards to everyone.2017_nenga


2016年12月24日 (土)

八ヶ岳・硫黄岳 2016登り納め

2016年登り納め。八ヶ岳連峰・硫黄岳(標高2760m)です。
 
気圧配置からして、かなりの確率で山頂に雲がかかることは予測していたのですが、
悪天候下・低温下でのカメラや防寒装備のテストもしておきたかったので、あえて決行。
 
桜平駐車場から夏沢鉱泉、オーレン小屋を経て標高2440mの夏沢峠へ。
夏沢峠からは稜線歩きとなります。
標高2500mで森林限界をこえ、周りは凍り付いた岩と氷雪の世界に。
これまで風を遮ってくれていた木々もなく、吹き曝しの稜線上は、気温マイナス12℃、風速は約12~13m。
予報では風速20mだったので、それよりはマシでしたが、気温と風の相乗効果で体感温度はマイナス25℃。
  
夏沢峠からは約1時間で硫黄岳山頂に登頂。
時折、雲の切れ間から太陽と青空がほんの数分だけのぞきますが、すぐに雲がかかってモノクロームの世界となってしまいます。
広い山頂には風を遮るものもなく、休憩できる状態ではなかったので、一通り撮影したら下山となりました。
 
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凍てついた白い森が広がる北八ヶ岳。
  
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雲に煙る凍り付いた硫黄岳火口壁
 
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時折、ガスが晴れて青空と太陽が白い山肌を輝かせます。   
 
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霧氷に覆われた木々。
 
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夏沢峠から、硫黄岳火口壁を見上げる。

2016年12月18日 (日)

冬の北八ヶ岳・天狗岳

本日のお山は、北八ヶ岳・天狗岳(標高2646m)です。5月に登頂していますが、冬季の再挑戦です。
 
前日(12/17)に山麓の渋の湯から登り、黒百合ヒュッテで一泊。
翌朝、夜明けとともに山頂を目指します。
先週の木曽駒ケ岳とは逆に雲一つない快晴。風もさほどではなく、ベストと言ってよい天候。
気温も朝でマイナス11℃と、あまり厳しい冷え込みでもありませんでした。
 
天狗岳は東西二つの峰を持つ双耳峰。
山頂は、より高い西天狗山頂です。山頂までは黒百合ヒュッテから東天狗山頂を経て約1時間30分。
山頂からは、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰から白馬岳まで北アルプスがずらり。
さらに北には妙高戸隠連山、浅間連峰、谷川連峰、日光連山、東には両神山と奥秩父山群。
真っ白に雪を頂いた、日本を代表する名峰たちの姿は壮観の一語に尽きます。
(富士山だけは、南八ヶ岳の向こう側になるので見えません。)
 
空は八ヶ岳ブルーとも言われる、内陸部の冬独特の、どこまでも透き通る蒼。
新雪の白と空の蒼のコントラスト、寒さすら忘れさせる絶景でした。
 
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西天狗へと続く稜線。
 
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鋭鋒、東天狗を見上げる。
 
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北八ヶ岳の白い森が眼下に広がる。
 
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夜明け前、夜の濃紺と朝日の茜が混じり合い、薄紫色が空を支配する一瞬。
 
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白い森の夜。黒百合平にて。
 

2016年12月11日 (日)

雪上訓練 in 木曽駒ケ岳

本日のお山は、中央アルプスの主峰、木曽駒ケ岳(標高2956m)。
日本百名山登頂21座目。
  
今回の目的は、登頂と雪上訓練。
滑落停止や初期制動といった雪山の基礎スキルの訓練です。
 
初日は快晴。ロープウェイで標高2600mの千畳敷駅まで登ると、
氷河が削った巨大なU字谷、千畳敷カールの奥に、真っ青な空に、
雪をまとって鋭く天を衝く宝剣岳(標高2931m)がそびえる絶景が出迎えてくれます。
 
その千畳敷カールの広い雪原の斜面を使い、滑落した際に、手に持ったピッケルで制動をかける練習を繰り返し行いました。
 
翌日は木曽駒ケ岳への登頂。天気予報では晴れる予報だったのですが、
稜線は雪交じりの強風とガスで覆われていました。
朝の気温は-14℃。昼間で-8℃。
風速10m以上の強風が吹く稜線での体感温度は-20℃に迫ります。
  
単独行の時ではなく、パーティでの訓練の時に悪天候の体験ができたのは、良い経験になりました。
 
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快晴の空の下、雪をまとった千畳敷カールと宝剣岳。
 
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夜の宝剣岳。夜空の直線は飛行機の軌跡。
 
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翌日は一転、モノクロームの世界。

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