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2016年8月

2016年8月21日 (日)

御岳山・大岳山 夏の花と緑の渓谷

今回行ってきたのは、奥多摩の御岳山(標高927m)と大岳山(標高1266m)。
夏の花と深い緑に包まれた渓谷をたどる山行です。
 
今回は久しぶりに公共交通機関でのアプローチ。
自宅最寄り駅から始発電車に乗りJR御嶽駅へ。
そこから路線バス、ケーブルカーと乗り継いで標高830mの御岳山駅がスタートです。
 
まずは山へ向かわず、近くの林地内に群生するレンゲショウマを見に行きます。
レンゲショウマは山地の林床に生える夏の花。
赤みを帯びた光沢のある薄紫の上品な姿は「夏の妖精」と形容されるにふさわしい花です。
まだ早朝の人の少ない時間ながら、一眼レフはもちろん
巨大な中判カメラをセットして撮影している人もいて、それだけ魅力ある被写体なのも理解できます。
レンゲショウマを撮影した後は、御嶽神社にお参りしてから、一路渓谷の底に下ります。
そこから滝と渓流を撮影しながら大岳山の山頂を目指して登り返し。
 
しかし、最近の定番パターン、出発時は青空なのに途中でガスられる事案が今回も発生。
大岳山山頂直下では、10m先がやっと見えるという深いガスの中を進み、山頂へ。
当然、視界は真っ白・・・_| ̄|○
 
しばし休憩&食事の後、下山開始。
途中までは来た道を戻り、今度は沢へは下らず、林内に咲く夏の花を撮影しつつ、尾根伝いに御嶽神社奥の院を経て御嶽神社へ戻ります。
 
行動時間5時間30分、累積標高差約740m、総行程約10kmの山行でした。
 
20160821_000
 
20160821_001
夏の妖精、レンゲショウマ
 
20160821_002
ツリフネソウ
 
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緑に包まれた夏の渓谷
 
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ガスに覆われた森も、一瞬の日差しで神秘的に輝きます。
 
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ヤマジノホトトギス 
 
20160821_007
タマガワホトトギス

2016年8月14日 (日)

苗場山 天空の大湿原をめぐる

この山について、深田久弥は著書「日本百名山」の中でこう述べています。
「いわゆる山らしい山のたくさん重なっているあいだに、苗場だけはまるで鯨の背のようにその厖大な図体を横たえている。」
 
今回の山は、信越国境にそびえる苗場山(標高2145m)。
昨年夏以来1年ぶりの再訪。昨年は山頂で一泊したにも関わらず大半曇り空。
青空の下の湿原を見るべくリベンジです。
 
この山の特徴は、その頂上にある高層湿原。
標高2100mの雲上に、南北4kmにわたる広大な湿原が広がっています。
花の最盛期は過ぎましたが、盛夏らしい深い緑に包まれた湿原を見に、標高差1000mを登ります。
 
午前5時、麓のみつまたかぐらスキー場にある登山口を出発。
山の天気予報では、朝のうちは曇り、午前9時ごろから雲が取れる予報。
頭上は晴れていますが、稜線の上は白く雲に覆われています。
尾根を登って稜線を進み、途中の神楽ヶ峰(標高2030m)を過ぎても周辺はガスに覆われて、
本来なら行く手に見えるはずの苗場山も、白いベールをまとっています。
最後の急登、雲尾坂を上りきると、途端に傾斜はなくなり、目の前に湿原の姿が。
 
しかし、湿原の上は風に乗った雲が流れ、遠くは白くかすんでいます。時刻は8時20分。
まずは山頂を踏み、湿原の真ん中に設けられたベンチで休憩しつつ、雲が晴れるのを待ちます。
ほどなくして風上側の雲が薄くなり、やがて太陽と青空が。
嗚呼、苗場の神は我を見捨てず!
 
湿原あちこちにある池塘に、青空と白い雲が映り込み、爽やかな風が緑の草原を揺らす。
下界の猛暑とは無縁の、天空の世界がそこにありました。
大湿原を散策しつつ写真を撮り、約2時間ほど滞在して下山。
午後からは雲が多くなる予報どおり、下山した頃にはすっかり空は曇っていました。
行動時間は登り3時間20分、山頂2時間、下り2時間10分の計7時間半。
累積標高差約1280m、行程約15kmkの山行でした。
 
20160813_000
池塘と草原、背の低いシラビソの林が広がる高層湿原。
 
20160813_001
湿原の中央に築かれたケルン。
湿原の向こうには、過去4回登った谷川連峰の平標山(標高1983m)がそびえています。
 
20160813_002
雲を映す天空の鏡。美しい風景です。
 
20160813_003
日本とは思えないこの風景。
冬には豪雪に閉ざされる厳しい山だからこそ、夏は楽園になるのでしょうか。
 
20160813_004
池塘の中に生えるのは、「ミヤマホタルイ」というイグサの仲間。
これが稲の苗を育てる苗代のようであることから「苗場」という名前がついたといわれています。
 
20160813_005
湿原の端は、急勾配で切れ落ちています。まさに下界とは隔絶された天空の大庭園。
 

2016年8月10日 (水)

唐松岳 八方尾根からのんびりテン泊

祝「山の日」制定!夏山シーズン真っ盛り。
激混雑必至の8月11日を避けて、9~10日で後立山連峰の唐松岳(標高2696m)に行ってきました。
今回はテントや食料をかついでの1泊2日。
標高差約800m、距離も往復で約11kmと、日帰りも可能ですが、のんびり写真を撮りつつ歩き、
一泊して山の朝を堪能しようという企画です。
 
スタートは、白馬八方スキー場上にある八方池山荘。ここまでリフトで上がり、尾根上から歩き始めます。
天候は晴れですが、目指す標高2500m以上の稜線には真っ白な雲がかかっています。
白馬岳から連なる稜線を映す八方池を過ぎると、徐々に周囲は白くなり始め、山頂が近づくにつれて数メートル先しか見えない状態に。
テント場がある唐松岳頂上山荘に到着し、まずはテント設営。
山荘で食事をしてテントに戻り晴れ間を待ちますが、一向に晴れる気配はなく、時々ザッと雨が降る状態。
この展望では唐松岳山頂に行っても仕方ないので、テント内でゴロゴロ。
結局この日は夕方まで雲が晴れることはなく、夕食を作って食べたらとっとと就寝。
夜半に星空が出ていることを祈って2時半に目覚ましをセット。
 
そして夜中。そっとテントから顔を出すと、そこには銀砂を蒔いた満天の星空。
慌ててカメラと三脚を準備して、星空撮影を開始。
 
やがて薄明るくなってきた頃、夜明けを見るべく唐松岳山頂へ向かいます。
山頂で待つことしばし、昨日の雨のおかげか、すっきりと澄んだ空の下に、分厚い雲海がどこまでも広がり、
茜色に染まっています。
東には妙高戸隠連山が連なり、西には剱岳をはじとめする立山連峰、北には白馬岳へ続く稜線、
南には五竜岳とその向こうに槍ヶ岳と穂高連峰。
南東に目をやれば、はるか170km彼方の富士山も、雲の上にちょこんと頭をのぞかせていました。
これまでに山で見た景色の中でもトップクラスの絶景です。
午前5時、日の出。雲海をまぶしく染めながら金色の太陽が昇ってきます。鳥肌がたつような美しい瞬間でした。
 
日が昇ると、昨日はガスで真っ白だったテント場からの風景も一転。真正面に剱岳を望む、素晴らしい展望。
この大展望を見ながら、贅沢朝食タイム(食後のドリップコーヒー付)を堪能です。
  
テントを撤収して下山開始。
しかし、気温が上がるに連れて雲も増え始め、八方池まで降りてきた頃には、かなり白い状態に。
八方池に映る白馬の稜線は、ガスの晴れ間を待って辛うじて撮影できましたが、そのすぐ後には真っ白に。
ガスと雨で一時はどうなることかと思いましたが、朝の素晴らしい絶景だけで大満足の山行となりました。
 
20160810_000
白馬岳への稜線のモルゲンロート
 
20160810_001
雲海を照らす朝日。世界が黄金色に染まる瞬間です。
 
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朝焼けに染まる後立山連峰と槍ヶ岳・穂高連峰
 
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テン場からの立山連峰の展望。
 
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堂々たる山容を見せる五竜岳
 
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稜線に揺れるチングルマの綿毛
 
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八方池に映る白馬の稜線
 
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唐松岳山頂に横たわる天の川
 

2016年8月 7日 (日)

塔ノ岳・丹沢山 菩提峠から表尾根を経て往復

今回は日本百名山登頂17座目となる丹沢山(標高1567m)。
人気の丹沢、表尾根縦走路をたどって、塔ノ岳から丹沢山に至るコースです。
 
出発は菩提峠。林道を15分ほど歩いて登山道に入ります。
歩き始めると、背後にそびえる大山山頂から日の出。ダイヤモンド富士ならぬ、ダイヤモンド大山でした。
三ノ塔まではよく整備された登山道で、足場も比較的良い道が続きますが、三ノ塔から下り、
烏尾山、行者岳を経て新大日まで、ガレ場や鎖場、痩せ尾根等が続き、転倒や滑落に注意です。
出発から2時間40分で塔ノ岳(標高1491m)到着。
 
塔ノ岳直前までは晴れていましたが、北からガスが上がってきて山頂からの展望はなし。
晴れていれば富士山の大展望が望めるスポットですが、残念。
少し休憩してそのまま丹沢山へ向かいます。
丹沢山までは、緩やかなアップダウンを繰り返す稜線歩きで、展望も良いのですが、本日はガスがかかった白い森歩き。
出発から3時間40分で、丹沢山(標高1567m)登頂。
丹沢山頂は樹林で囲まれており、元々展望は良くありませんが、静かな山頂で休憩。 
 
丹沢山山頂からは、同じ道を引き返しましたが、ガスは薄くなったり濃くなったりで結局晴れず。
帰りの表尾根では、稜線の南側に雲が沸き、稜線が雲をせき止めている状態でした。
 
展望が期待できる晩秋から冬に再訪したいと思います。
 
行動時間7.5時間、累積標高差約1400m、総行程約17kmの山行でした。
 
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大山山頂からの日の出。 

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朝日に照らされた大山のシルエットと雲海。
 
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三ノ塔から眺める表尾根。これからここを歩く。
 
20160806_004
ガスがかかった白い森。これはこれで神秘的。
 
20160806_002
尾根に沸きあがる雲。

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