水中写真の紹介

那覇空港から更新。

那覇空港から、ホームページ更新です。

ネットブック持ち歩くようになったので、無線LANが使える場所なら、

出先でも更新できるようになりました~sun

とりあえず、久米島で取ったコバンハゼの写真を載せてみましたhappy01

いやー、便利便利。

それなら、もっと更新しろよという指摘は聞かない方向で・・・happy02

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柏島戦果 その3

Dsc_1685

「キツネメネジリンボウ」。日本では、柏島のほかごく限られた場所でしか見られない、珍しいハゼです。

これまで出会った個体は、警戒心の強いものばかりだったので、穴から顔を出している写真しか撮ったことなかったのですが、今回は機嫌が大変良かったのか、穴からお出かけ。

初めて全身の写真を撮ることができました。

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柏島戦果 その2

Dsc_1728

続いては、長らく「ベニハゼ属の一種」として扱われ、最近になって、やっと和名が付いた「シリウスベニハゼ」。

「シリウス」とは、地球から見られる最も明るい恒星(太陽を除く)、おおいぬ座αのマイナス1.5等星なのですが、ギリシア語で「光り輝くもの(焼き焦がすもの)」という意味があるそうです。

特徴的な目の周りの白い放射状の模様が「光り輝くもの」??

・・・そのほか、体に散った赤い斑点、特に、第1背びれの付け根付近にも赤い斑点があるのが特徴です。

ベニハゼの仲間は、透明な胸ビレがストロボ光でキラリshineと光って写るのがキレイですね。

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柏島の戦果 その1

Dsc_1667

まずは、ミヤケテグリ(♂)の婚姻色&バトルです。

最初は二匹がにらみ合っているのを撮っていたのですが、突然、片方が相手に噛み付きましたimpact

「おおっ~!」とこちらまで興奮してシャッターを切り続けてしまいましたcoldsweats01

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ジンベエザメ

ジンベエザメ・・・それは、世界最大の魚類にして、ダイバーの憧れshine

生まれて初めてジンベエザメを見たのは、大阪の某水族館でした。今から20年前のこと。

水中で初めて見たのは、8年前の沖縄。生簀で飼育されている個体でした。

野生のジンベエを初めて見たのは5年前、モルディブでのこと。

そして、とうとう、手を伸ばせば届くような距離から、写真を撮るところまで到達sign01

ガラパゴス行きの最大の目的は、体長10m以上クラスの大型ジンベエを間近に観察することでした。モルディブなどでもジンベエを見られますが、大きさは5m~6m程度が主体。大型でも8mほど。

この写真の個体は、10mには届きませんが、体長7mくらいでした。モルディブでなら文句なく大型の部類に入る大きさです。

これを撮るために用意した、超広角の魚眼レンズ。至近距離からでも、バッチリ全身を入れることができました。買ってよかった広角レンズ・・・sun

もちろん、10mクラスの巨大ジンベエの写真もあります。

そいつは次回の更新をお楽しみに~♪

写真の掲載ページ→ http://homepage1.nifty.com/tsune00/index.htm

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ホタテツノハゼ

写真のストックがあるので、早々とTOP更新です。

今夏いのご紹介は、「ホタテツノハゼ」。帆船の帆のように大きく広がる背ビレが特徴です。なかなか一杯に広げてくれないので、ここまで広げるのでずいぶん待たされました。

ホタテツノハゼというと、「真っ黒」というイメージを持っている人も多いと思います。多くの写真は体が真っ黒に写っていますし、肉眼でもそう見えることが多いです。

でも、本当は、濃い茶色に濃淡の縞模様が入っているのですよー。ただ、砂地で生息するこれらハゼの場合、背景が明るいので、オートで普通に撮ると被写体そのものは暗めに写ってしまうのです。完全にマニュアルで撮れば避けられますが、それはそれで、適正なパラメータを探り出すのに、何度も撮り直すことになります・・・

今回の写真は、ホタテツノハゼの本来の色を再現すべく、デジタルの特権である画像処理を使ってみました。D80以降のニコンのデジタル一眼に搭載されている「D-ライティング」という仕上げ処理です。

Csc_0125

はい。こちらが、撮ったままの写真。普通のホタテの写真と同様、真っ黒です。

これにD-ライティング処理をかけると・・・

Csc_0137

あら不思議。体の濃淡縞模様まで、ちゃんと再現されています。

普通の画像処理ソフトで明るさ調整をすると、背景までかなり明るくなってしまい、全体にコントラストの乏しい写真になり、かつ元々明るい部分は白トビしてしまったりします。

しかし、D-ライティング処理は、 明るい部分の補正は抑え気味にし、暗い部分をより大きく補正するため、全体として極端な明暗を出さずにキレイに補正できます。

最近のデジカメには、こうした優れた仕上げ処理機能が搭載されています。ニコンなら「D-ライティング」や「アクティブD-ライティング」、キャノンなら「オートライティングオプティマイザ」、ソニーなら「Dレンジオプティマイザ」などなど。

どうも、カメラの調整だけではうまく行かない、という場合は、こうしたデジタル処理を試してみるのも1つの方法です。

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アザハタ

今回初使用のFishEyeレンズの成果です。

根に潜むアザハタと、それを取り囲むキンメモドキやスカシテンジクダイとともに入れ込んでみました。マクロ三昧の柏島ですが、こんな沖縄ちっくな場面もあるのですよ。

天気も悪く、透明度もイマイチだったので、少し絞って背景を暗くし、ストロボで魚を浮かび上がらせるようにしてみました。一応、ストロボ光の到達範囲を見るテストも兼ねて・・・

やはり、暗い背景に赤いアザハタの体色が映えますねぇ。

魚眼レンズは、画面の周辺部が円形に歪んで写る「ディストーション」と呼ばれる変形効果と、遠近感が強調されるのが特徴ですが、そのおかげで、見た目におもしろい写真が撮れますね。

ただ、気をつけないといけないのは、広い範囲が撮影できる反面、1つ1つの被写体が小さく写ってしまうこと。だから、普通のレンズのような距離で撮ると、撮りたい被写体は画面の中にほんの小さくしか写らない、ということになります。

今回のアザハタも40cm弱くらいの個体でしたが、撮影距離は50cm以下まで接近しています。それでもこのくらいの大きさにしか写りません。

群れの写真などだと、いつもの感覚で遠くからシャッターを切って失敗するパターンも多いので、思い切って、群れに突入するくらいの距離まで接近しないと、迫力ある写真は撮れませんよ~。

写真の掲載ページ→ http://homepage1.nifty.com/tsune00/

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ウミウシカクレエビ

魚が3枚続いたので、そろそろエビなど掲載しようかと・・・。

ウミウシカクレエビです。大型のウミウシやナマコにくっついて生活している共生エビです。ウミウシカクレという名前の割りに、ナマコにくっついていることが多いので、ナマコカクレエビと呼ばれたりします。

色彩のパターンが色々あって、今回のは赤地に白の水玉模様ですが、以前に紹介した個体は、白斑点の割合が大きく、地の赤が目立たない個体でした(過去写真ページの一番下です。)

また、背中部分が真っ白な個体もいて、図鑑などではこのパターンを一番多く見るのですが、柏島では、他では比較的珍しいと思われる水玉模様の個体もけっこうな割合でいそうです。

宿主となっているウミウシやナマコから離れないので、じっくり狙っていけば、比較的撮りやすいです。

このエビがくっついているナマコの種類はある程度決まっているので、それさえわかれば、自分でも見つけられると思いますよ。

今回の写真を撮った直後・・・突然ナマコがぐぐぐっと、背中をそらせて直立に立ち上がり、何事かと驚愕する我々を尻目に、火山の大噴火のごとく、盛大に「放精」を始めてしまいました・・・、あまりの出来事に、呆然とする一同・・・なんか、この写真撮ったことより、そっちの印象の方が強くて・・・。

あー、その写真も撮っとけばよかった、と後から思いました・・・

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スミレナガハナダイ

8月に入りましたね。今回更新のTOPは、スミレナガハナダイです。

やはりハナダイの仲間は色彩がキレイhappy02

このスミレナガハナダイも、鮮やかな胴体はもちろんですが、背ヒレはブルーに縁取られ、腹びれの先端はスーッと長く伸び、尻ヒレは黄色模様に赤の斑点。

そ・し・て、ハナダイの特徴の1つ、鮮やかなグリーンアイ。しかも、金色で縁取られています。

やや深めの水深にいますが、ハナダイの仲間では、それほど無茶な水深ではありません。しっかりストロボを使って、黒背景に鮮やかな色を出すようにしたら、映えますよ。、

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ギンガメアジ

夏ですので、ちょっと蒼い写真でも・・・

ギンガメアジの群れです。南国の写真では、群れの定番とも言える生物ですね。体長は30~40cmほど、それが場所と時期によっては数百から1,000尾を超える数で渦巻いています。

見られるところに行けば比較的高確率で見られるものですが、やはり大きな群れというのは何度見ても迫力があるものですね。

ギンガメ、ギンガメと話していると、まだダイビングを始めたばかりの人からは、「カメの一種?」と誤解されることもありますが、もちろん、カメではありませんよーcoldsweats01・・・また、漢字で「銀亀鯵」でもありません。漢字では「銀河目鯵」または「銀紙鯵」と書くようですsun

さてさて。ワイドちっくな写真であっても、やはり水中写真の鉄則は被写体にできる限り近づくことsign01 これはマクロだろうがワイドだろうが、変わりません。

ワイドレンズやフィッシュアイレンズを使うなら、至近距離からでも群れの全体を写せるでしょうし、あまりワイドでないレンズしかなく、近づいたら群れ全体を撮れないよ~weep、と言うなら、離れて群れ全体を無理やり入れるより、群れの一部分を切り取った方が面白いと思いますねhappy01

そして、もうひとつ。「群れは下からgood」です。

魚などは、自分と同じ高さや、自分より上に何かいる場合に特に強く警戒します。大きな生き物は逃げてしまうし、群れも散り気味になって迫力がなくなってしまいますdespair

・・・移動する群れを同じ高さで併走しながら撮る場合もありますが、それは近づいてからの話であって、最初に近寄る場合には、やはり海底付近から這うように近づく方が良いでしょうね。

また、魚を上から見ると、海底の色と同じような色をしている場合が多く、ピントも合わせにくいし、写真を撮ってもせっかくの被写体が目立たないものになってしまいます。

もちろん、あえてそうするという場合もありますが、やはりここはセオリーとして下から上をアオる感じで、水面mistを背景にして撮ると、見栄えのいい写真になるでしょう。

背景に太陽を入れて、魚をシルエットのように写すのも、よく見られる方法ですねsun

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バサラカクレエビ

今日は仕事だったので、ブログネタが無い&久米島の写真のストックがたくさんあるので、早々とトップ写真更新ですpaper

今回のご紹介は、バサラカクレエビ。ウミシダの中に生息しているエビで、写真の個体は黄色ですが、住んでいるウミシダの色に合わせて、色々な体色の個体がいます。

「ばさら」というのは、室町時代(南北朝時代)の武士の間で流行した、派手な服装や振る舞いを好むことを指した言葉で、後の戦国時代で言う「傾奇者(かぶきもの)」と同じような意味です。宿主となるウミシダの色によりますが、派手な色合いの個体が多いことから、このような名前を冠することになったようですhappy01まめ知識。

写真を撮るにあたっての問題はこいつが住んでいるウミシダです。ウミ「シダ」と言っても、植物ではなく、動物です。バサラカクレエビは、ウミシダの触手の根元付近にいることが多いので、ちょっと邪魔な触手を広げようとすると、さあ大変sign03

ウミシダは、触手に刺激を受けると「自切」(トカゲのしっぽのように、攻撃を受けた部分を本体から切り離すこと。)しやすく、グローブなどにまとわりついてきます。しかも、払おうとするとまだボロボロと千切れてしまうので、始末に困りますcoldsweats02

素手には比較的くっつきにくいので、素手でちょっと触手を広げるか、指示棒のようなもので軽く根元の部分を叩いてやると、触手が開くらしい、という話もありますが、動物らしく触手を、うにょうにょ~と動かすので、なかなか撮りやすい形にはなってくれません。

今回は、たまたま触手を広げた状態でしばらく閉じなかったので、ラッキーsign01とばかりに、その間に何枚かシャッターを切ることができましたcamera

掲載ページ→ http://homepage1.nifty.com/tsune00/index.htm

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フチドリハナダイ

写真は、昨日掲載していましたが、紹介は1日遅れ・・・。

早速、久米島で撮ってきた生物写真を掲載してきます。第一弾は、「フチドリハナダイ」

見てのとおり、背ヒレや尻ヒレの先端部分が赤い帯でフチどられているので、こう呼ばれているようです。体の中心にも太い帯が入るのも、見た目の大きな特徴ですね。

ハナダイの仲間は、比較的チョコチョコと動き回って、じっとしていてくれないものも多いので、なかなかきちんと撮るのは難しいです。あのたくさんいるキンギョハナダイですら、1匹を狙ってちゃんと撮ろうとすると、意外と難しいのですよ。

また、ハナダイの仲間は体だけでなく、各部のヒレにも美しい模様が入っているので、やはりヒレをパッと広げた状態を撮りたいところですね。

しかし・・・ハナダイの仲間は、比較的深い水深の生息することが多く、「ハナダイに魅入られたダイバーは、いつか必ず減圧症になる」とまことしやかに言われるほど。でも、深場に生息するハナダイにストロボを当てた時に浮かぶ、美しい色、これはやはり相当な魅力。ワタクシもすでに魅入られはじめているのかも・・・怖い怖い。気をつけなくては・・・。

ついでに、久米島の収穫を少し・・・残念ながら写真は撮れていませんが、今回、初めて見ることのできた生物がいます。名前は「ザンジバルボクサーシュリンプ」。ワタクシのHPの2007年過去写真の一番下に、「バイオレットボクサーシュリンプ」の写真がありますが、これの体が黄色い版だと思ってください。

日本では、石垣島と久米島でしか見つかっていない、超レアもの。写真では知っていましたが、一瞬とは言え、実際に見られたのは幸運でした。次回、久米島に行った時には、今度はぜひ写真におさめたいものです。

フチドリハナダイ(HPトップ)↓

http://homepage1.nifty.com/tsune00/index.htm

バイオレットボクサーシュリンプ(2007過去写真)↓ 

http://homepage1.nifty.com/tsune00/kakophoto_page2007.html

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ホタテツノハゼ

暖かくなってくると、冬の間巣穴に引っ込み気味だったハゼたちが元気になってきます。

今回のご紹介は、「ホタテツノハゼ」。その名のとおり、大きく発達した「帆」のような背びれが特徴です。

・・・と、言っても、この大きな背びれをいつも広げているわけではなく、帆を畳んだ姿で撮っても、ただの黒いハゼにしかなりません。当然、撮影も「帆」を広げるまで、ひたすら様子を伺うことになります。

自分からは、ファインダー越しの姿しか見えていないので、最終的にどのくらいまで接近したのかわかりませんでしたが、一緒に潜った人の話では、約20cmちょっとくらいまで接近していたらしいです。接近するので、10分近くかかっていたはず・・・。

ようやく帆を広げたところを何枚か撮りましたが、そうなると、やはり共生エビとのツーショットが狙いたい・・・などと、だんだん欲がでてくるわけです。特に、ハゼと共生していることが多い「ランドーリ」という共生エビは、赤白の縞模様が美しく、よく映えます。

で、今度はエビちゃんが出てくるので、じっと待つ・・・。

とにかく、ハゼ撮影には、辛抱が肝心。1度引っ込んでも、一旦離れて再び出てくるまで待つ。この写真を撮った時も1回、引っ込んでしまい、2度目のチャレンジでした。

2度目に引っ込んだ時には、すでに無限圧時間が残り少なくなっていたので、さすがに断念しましたが。

一見、真っ黒なハゼに見えますが、実は体は濃い茶色と黒の縞模様となっています。でも、なかなかそれを写真に出すのは至難の技。

黒い被写体をきちんと撮るのは、実はとても難しいです・・・。

写真の掲載ページはこちら→ http://homepage1.nifty.com/tsune00/index.htm

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ジャパピグ

ジャパニーズピグミーシーホース、通称「ジャパピグ」。ピグミーシーホースとは、大きくなっても体長2cm程度にしかならない、小型のタツノオトシゴ類の総称です。まだ分類も進んでいないので、まとめて「タツノオトシゴ属の1種」ということになります。

写真の種類の特徴は、全身を覆う細かな網目模様です。生態には謎が多く、同じ場所でも時期によってたくさんいたかと思えば、全く見られなくなったり、またいつの間にか戻ってきていたり・・・そんなに遠くまで泳げるような体つきではないと思うのですが、どこから来てどこへ行くのか・・・謎です。

ピグミーシーホースと言うと、ダイバーの間ではイボヤギに生息している白やピンク色のものがよく知られていますが、このジャパピグは岩肌に付いたカイメンや藻の間に生息しています。

見てのとおり、色もそうした場所に擬態しているので、カメラで狙おうとしても、ファインダー内でどこにいったのかわからなくなる、ということもしばしば・・・sweat02

しかも、ライトを当てると、くるりと向こうを向いてしまうので、狙ったアングルで撮るのは辛抱がいりますね。

それほど遠くに逃げるものではないので、じっくり狙って撮れる被写体ですが、しっかり目で追わないと、近くにいるのに見失う、という危険性は大ですよ。

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サザレハゼ

体長3cmほどの小さなハゼ、「サザレハゼ」です。

1年ほど前に正式に分類され、学名と和名がついた種です。同時に「サザレハゼ属」という属名も新設されたので、新属・新種ということになります。

四国から奄美、沖縄などでは、珍しい種類ではありません。分類が遅れていたのは、単純にこうした小型のハゼ類の分類に関する研究が遅れているためです。(やはり、直接的に人間の利益にならない生物の分類は、研究者も少なく、分類も遅れる傾向にあります。)

ちなみに、生物分類の世界では、一般に「ドメイン」-「界」-「門」-「綱」-「目」-「科」-「属」-「種」の順番で細かく分類されていきます・・・まめ知識。

さてさて。サザレハゼですが、それほど素早く逃げる生物ではありませんので、ゆっくり落ち着いて近づけば、比較的簡単に寄れると思います。肉眼ではなかなかわかりにくい、ヒレに散った細かい白斑点がキレイですね。

今回掲載の写真は、ヒレの白斑点をキレイに出すため、絞りを絞り気味で撮ったものを載せています。

「絞り」というのは、撮影データでは「F○○」という表示をされるものですが、レンズから入る光の量を調節する部分の開き具合のことです。Fの数字が小さい(開く)ほど光が多く取り込まれ、数字が大きい(絞る)ほど光が制限されます。

絞りは単純に写真の明るさだけでなく、ピントに影響を与えます。

人間の目で見た時に「ピントが合っている」と感じられる距離の範囲を「被写界深度」と言います。絞りは、この「被写界深度」に影響し、開けば開くほど、ピントが合っていると感じられる距離の範囲が狭くなり、絞れば絞るほど、範囲が広くなるのです。

Dsc_0097

↑この写真は絞り「F9」。頭にはピントが合っていますが、背びれから後ろはピントが外れてボケたように写っています。

Dsc_0092

↑この写真はTOPに掲載しているもの。絞りは「F16」。F9の写真と同じアングルですが、尻尾に近い部分まで、きちんとピントが合っているように見えます。

この違いが「被写界深度」の違いです。フルオートのコンパクトデジカメでは難しいですが、絞りの調節できるデジカメをお持ちの人は、試してみるとおもしろい写真が撮れるかもしれません。

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スジハナダイ

久々の水中写真更新です。

さてさて、ハナダイ続きということで、前回の「スミレナガハナダイ」に続いて今回は「スジハナダイ」です。

ハナダイの仲間は、非常な繊細で美しい色彩shineを持つものが多く、また繁殖期には通じようとは違う婚姻色が出るなど、被写体としては非常に魅力的で、またファンも多いです。

・・・が、一般に珍しいハナダイほど深い水深に生息することが多く、禁断の被写体shockとされることも多いですね・・・(今回のスジハナも、ちょっと深かった・・・coldsweats01

もちろん、撮影にあたっては各人のスキルによって無理のないようにしなければなりません。

深い水深では、窒素酔い等により正常な判断ができなくなる場合もあります(今回、初めて窒素酔いの兆候を自覚しました・・・coldsweats02)ので、撮影に夢中になりすぎないよう、ご用心sign01ご用心sign03

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スミレナガハナダイ

今回のご紹介は、「スミレナガハナダイ」ですshine

ハナダイの仲間は、美しい体色が魅力ですが、このスミレナガハナダイもその例に漏れず、赤紫色に黄色や薄紫のアクセントが映える、美しい魚です。

オスの体の両側には、パッチを当てたような四角い薄紫色の模様があるのが特徴で、ダイバーの間では、「サロンパス」という通称で呼ばれたりします。

スミレナガハナダイは、比較的生息水深が深く、水深30mをこえることもあるので、撮影に夢中になりすぎないよう、注意が必要ですsweat02

写真の掲載ページ → http://homepage1.nifty.com/tsune00/index.htm

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ハタタテハゼ

久しぶりにハゼ写真ですcamera

ハタタテハゼは、沖縄などで普通に見ることのできるハゼです。比較的浅い場所にたくさん生息しており、沖縄にダイビング出かけてこれを見なかった、ということはないはずです。

それほど普通にいる種類なんですが、希少性はなくともキレイな魚だと思いませんか?実は、ワタクシが大好きな魚の1つに、この「ハタタテ」も含まれています。

ハタタテの名の由来となった、長く伸びた背びれ、鮮やかな白と赤の体色。よくよく見れば、顔の部分には薄い青色の水玉模様も見られますshine

以前掲載した「アケボノハゼ」と近い仲間で、希少性ではアケボノの方が格段に珍しいのですが、単に姿の美しさで言えば、ハタタテも負けてはいません。むしろ、アケボノよりキレイなのではないかと思うくらいです。

このハタタテをキレイに撮ることを、前々から目標の1つにしているのですが、なかなか「これぞ!」という写真が撮れません。永遠のテーマですねsmile

写真の掲載ページ → http://homepage1.nifty.com/tsune00/

(以前掲載のアケボノハゼの写真は、過去の掲載写真の2007年ページにあります。)

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モンハナシャコ

緑色の殻をもつ、南方系のシャコの仲間です。

目の前に棒などをかざすと、前足の甲を弾くように繰り出して攻撃する、「シャコぱんち」を見ることができます。パチンっsign01とけっこう大きな音がします。

個体差もあるのですが、それほど極端に臆病ではないことが多いので、そっと近寄れば、それなりに接近して撮影できると思います。

ただ、逃げるときはけっこう素早く穴の奥などに入ってしまいますdash

写真の掲載ページ→ http://homepage1.nifty.com/tsune00/

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イソマグロ

沿岸域に近い場所に生息するマグロの一種です。残念ながら、食べてもあまりおいしくはないそうですが・・・sad

回遊魚系の魚、特に群れになると、1匹を狙って撮るか、群れ全体を撮るか、迷いますね。今回の写真では、特に貫禄のあった個体とその周辺を切り取ってみました。

さて・・・デジタル一眼cameraを使い始めてしばらくたつわけですが、今回、ちょっと困ったことに気がつきました。ストロボですsign01

一眼レフの内蔵ストロボは、ストロボスイッチを押すとカメラ本体の上が開いて出てきます。発光したくない時はそれを閉じるdown、発光したい時は開くup、というシンプルな作りなのですが、ワタクシの水中撮影道具では、カメラと水中用ストロボを光ファイバーで接続して、カメラの内蔵ストロボの発光を水中ストロボが感知して発光shineするようにしています。

セットする時には、ストロボを発光させるために、カメラの内蔵ストロボを開いた状態で防水ハウジングに入れてしまいます。こうすると、ストロボを「強制発光」状態となるのですが・・・では、ストロボを使いたくない時にはどうするsign02

コンパクトデジカメなら、スイッチ一つでストロボを発光禁止にできるので、そんな心配はなかったのですが・・・despair

そんなのストロボを閉じればいい、と言うのは、陸上では簡単ですが、カメラは防水ハウジングに入っていますので、一度ハウジングを開けないと、ストロボを閉じることができないのです。当然、水中でそんなことができるわけありませんcoldsweats02

しかも、ストロボが「強制発光」状態のため、絞り優先オートにしろ、シャッター優先オートにしろ、カメラは設定した絞り値やシャッタースピードに対して、ストロボの使用を前提にした制御を行ってしまいます。当然、そのままではまともな写真にはなりませんsweat01

色々考えてflair・・・なんとか撮影したのが今回の写真。思ったより海上の天候が悪かったので、予想より暗めですが、とりあえず今回考えた方法でなんとかできるかも、という感じです。・・・まだ、若干の課題もありますけどsweat02

で、肝心の撮影方法ですが・・・ちょっと考えればわかることなので、秘密ですhappy02

写真の掲載ページ→ http://homepage1.nifty.com/tsune00/

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ザトウクジラ&カンヒザクラ

今回は、ちょっと水中じゃない写真を掲載します。

まずはザトウクジラ。体長15~20m、体重30~60tに達する大型のヒゲクジラです。

外見での大きな特徴は、その大きく長い胸ヒレで、ヒレの長さだけで5mにも達します。ザトウクジラ属の学名は、「Megaptera」と言いますが、これはラテン語で「mega」(巨大な)「ptera」(翼)という意味を持ち、翼のように大きく発達した胸ヒレに由来するものです。

季節回遊していることが知られており、日本近海で見られるザトウクジラたちは、夏には北極に近いベーリング海などで生活し、冬になると暖かい小笠原や沖縄の近海にやってきて繁殖を行っています。そして、4月ごろになるとまた北の海へと戻っていきます。

冬の沖縄、特に沖縄本島の北側海域、慶良間諸島~久米島近海で、多くのザトウクジラが毎年確認されており、ホエールウォッチングなども盛んです。

今回の写真は、冬の荒れやすい沖縄の海で、1日中、波の揺れと寒さに耐えながら撮った一枚。ザトウクジラは突然海中から現れるため、一瞬を逃さないよう、気を抜くことができません。気力体力の勝負です。また、船のクジラも常に動いているため、ブレを起こさないよう、1/500以上のシャッタースピードを維持する必要があります。

ザトウクジラの写真は、たくさん撮りましたので、近々、特設ページを設ける予定です。

もう一つは、一足早い春の便り。日本一早く咲く、沖縄のカンヒザクラです。

ヒカンザクラ(緋寒桜)とも言いますが、本土のヒガンザクラ(彼岸桜)と混同されやすいため、一般にはカンヒザクラ(寒緋桜)と言うことが多いそうです。

桜の開花には、気温の上昇も重要ですが、その前に一旦冷え込みを経験している必要があるため、沖縄の桜は本土とは逆に山の上から麓へ、そして北から南へと開花が進む傾向があります。そのため、日本の一番南に位置する八重山諸島より、沖縄本島や久米島のカンヒザクラの方が開花が早く、日本の桜の中ではトップを切って2月上旬には花を咲かせ始めます。

写真を撮った時(2月18日)は、すでに満開を過ぎ、もう花が散り、葉が出始めている状態でしたが、木によってはまだたくさんの花を付けていました。

写真のとおり、ソメイヨシノなどに比べると赤色が濃い花を咲かせるのが特徴です。

写真の掲載ページ→ http://homepage1.nifty.com/tsune00/

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キンギョハナダイ(幼魚)

今回は、キンギョハナダイです。本州の太平洋側~沖縄まで、ごく普通に見られる種類で、珍しい魚ではありませんsun

緑色のサンゴの中に、オレンジ色のキンギョハナダイ、色の組み合わせが気に入ったので、つい何枚も撮ってしまった中の一枚です。なかなか、枝の間からキレイに顔を出してくれないんですよねsad

生物としてはごく普通のものですが、色の組み合わせなどを考えて撮って見るみるのも、また楽しいです。こういう撮り方は、ビデオではあまりやらない、写真ならではの撮り方だと思いますね。

あせらずじっくり、ストロボの強さや距離なども色々変えてみると、同じ場所の写真でも違ったものになってきますnotes

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ミスジチョウチョウウオ(幼魚)

エビの仲間が続いたので、久々にお魚です。

チョウチョウウオは、南の暖かい海の魚というイメージが強いと思いますが、伊豆半島など、温帯の海にも広く生息しています。また、本来は南の海の生息する種類でも、その子供たちが黒潮の流れに乗って温帯の海へとやってくることもあります。

今回ご紹介の「ミスジチョウチョウウオ」も、亜熱帯のサンゴ礁域でポピュラーな種類です。

黒潮に乗って本来の生息域でない場所に流れ着いてしまった幼魚は、水温が高い夏から秋によく見られます。しかし、冬になって水温が下がると、越冬できずに死んでしまうものが多く、このため、「死滅回遊魚」などと呼ばれます。・・・最近は水温の低下に耐えて越冬してしまう個体も見られるようですけどね。

小さなチョウチョウウオの幼魚は、色合いも形も可愛らしいものが多いので、よく撮っています。ただ、臆病なのですぐにサンゴの裏や枝の間に隠れてしまうのが難しいところ。

結局のところ、脅かさないように撮るしかないわけで・・・。

動物は、動くものに対して反応します。基本はどの魚も同じ、そっと、ゆっくり・・・隠れてしまったら、じっと動かず待つべし。

生物の良い写真を撮るには、撮るのにどのくらい時間をかけたか、というのも重要な要素です。

写真の掲載ページ → http://homepage1.nifty.com/tsune00/index.htm

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ウミウシカクレエビ

ウミウシカクレエビという名前ですが、写真はナマコに付いていた個体を撮影したものです。もちろん、ウミウシに付いている場合も多いので、名前は「偽装」ではありませんよ。

写真を撮ろうとすると、すぐに宿主のナマコやウミウシの下に隠れてしまうので、なかなかいいポジションで撮るのは大変ですが、宿主から離れて逃げてしまうことはないので、じっくり撮りましょう。

さて。このように他の生物と共生して生きる生物は、海の中にもたくさんいます。クマノミとイソギンチャクや、ハゼとテッポウエビ、マンタやジンベエザメとコバンザメ、などがすぐに思いつきますね。今回は、この「共生」という関係について、話したいと思います。

ただし、一言で「共生」とは言っても、その関係は色々です。

例えば、ハゼとテッポウエビの場合・・・テッポウエビは、自分の巣穴にハゼを住まわせ、見張り役をやってもらうことで安心して巣穴作りに励むことができます。ハゼは、見張りをする代わりに住まいを確保し、危険が迫ればテッポウエビの巣穴に逃げ込むことができます。イソギンチャクとクマノミの関係も同様。クマノミはイソギンチャクに隠れて天敵から逃れる代わりに、イソギンチャクの天敵であるチョウチョウウオの接近を追い払っている、と言われています。このように、双方が互いに利益を得られる共生関係を「相利共生(そうりきょうせい)」と言います。

ナマコとウミウシカクレエビの場合・・・ウミウシカクレエビは、大きなナマコやウミウシの体を隠れ場所とすることで、天敵に襲われる危険を避けることができます。しかし、宿主となるナマコやウミウシには、ウミウシカクレエビを住まわせることで得られる利益はあまりないようです。マンタやジンベエザメとコバンザメの関係も同様。このように、片方の生物が一方的に利益を得、他方の生物にはあまり利益がない共生関係を「片利共生(へんりきょうせい)」と言います。

ここまで来ると、応用で想像がつきますね。片方が一方的に利益を得、他方が逆に不利益をこうむる場合もあるのではないか・・・と。

そうした共生関係のことは、「寄生(きせい)」と呼びます。いわゆる「パラサイト」というやつですね。

かつては「共生」と「寄生」は別の現象とみなされていましたが、関係する生物相互のバランスによっては、相利共生から寄生へと関係が変化する場合もあるらしく、それぞれの関係をはっきりと区別するのは難しいようです。そのため現在では、「共生」という関係は相利共生や寄生といった関係をすべて含む上位の概念として扱うようになっています。

あ、・・・写真の紹介からかなり脱線しましたね・・・。

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トゲトサカテッポウエビ

今年最初のTOP写真更新です。最初ですから、おめでたいエビでスタート。

名前のとおり、トゲトサカというソフトコーラル(石灰質の外殻を持たない、軟質のサンゴ類)について暮らしています。おそらく、幹の部分に擬態するためでしょう、全身半透明で真っ白なエビです。大きさは2~3cm程度。

右側のハサミだけ大きく発達しているのがわかると思います。テッポウエビという名前を持つように、この種のエビは危険を察知すると、発達したハサミをすり合わせ、「パチン!」という大きな音を立てて相手を威嚇する習性があります。その音は意外に大きく、人間でも、突然やられるとちょっと驚いてしまうほど。

ソフトコーラルに生息している生物は、すぐに幹の裏や枝の影に隠れてしまうことが多く、また、うまく撮影したつもりでも、ソフトコーラルの枝でストロボが影になってしまい、うまく撮れない、なんてこともたくさんあります。

被写体が思い通りの場所にいてくれる幸運はなかなかないもの。結局、うまく撮れないこともあるかもしれませんが、邪魔だからとソフトコーラルを折ってしまったりしてはいけません!

トゲトサカに住み着いているエビですから、その時にうまく撮れなくても、また出直せばチャンスはあるでしょう。下手にいじめたり、住処であるトゲトサカを痛めてしまったら、次に見に行った時には、すでにいなくなっているかもしれませんよ。

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キリンミノ(幼魚)

年も押し詰まってまいりましたので、水中写真も「年賀仕様」です。

キリンミノはミノカサゴの仲間で、主に珊瑚礁に生息する南方系の種類です。特に幼魚は、扇子のように広がった胸ビレや体の色合いが淡く、非常に美しいです。

素早く逃げる魚ではありませんので、撮影自体はそれほど難しくありませんが、休んでいる時は胸ビレを畳んでいる場合が多いので、できればしばらく待って、特徴ある胸ビレを広げた時を撮りたいものですね。

2007年の更新は、これで終了いたします。ご来訪頂きました方々にお礼申し上げます。

来年も、様々な写真を掲載していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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ベンテンコモンエビ

少し前に掲載した「ミカヅキコモンエビ」の近縁種で、生態も良く似たクリーナーシュリンプの1つ。ミカヅキの方は黄色がアクセントなのに対して、ベンテンコモンエビは見てのとおり全身にちりばめられた赤色の斑点がアクセントです。

なお、このエビの仲間は日本では「ミカヅキコモンエビ」「ベンテンコモンエビ」「ソリハシコモンエビ」「クリアリクリーナーシュリンプ」の4種が主に知られていますが、学術上は全て同じ「ソリハシコモンエビ属の仲間」という扱いになっており、それぞれが独立した種としては分類されていません。

新種を学会で発表する際には、アルコールやホルマリン等で防腐処理した標本が必要になるのですが、これら液体で防腐する「液浸標本(えきしんひょうほん)」は、薬剤の作用で時間とともに体色が白濁してしまいます。先の4種は、体の色以外の違いがほとんど見られないため、本来の色が失われた標本の状態では違いがわからなくなる、というのが分類がなかなか進まない原因であるようです。

穴の中の暗い場所にいて、体色は透明と撮影時のピント合わせには厳しい条件になりますが、元々が大きな魚などをクリーニングする習性からか、人間が穴をのぞきこんでも、それほど逃げないので、必要に応じてライト等で補助しながら、落ち着いてピントを合わせましょう。できれば、背景との位置関係にも気をつけて、エビがよく目立つようなあんぐるにしたいところですね。

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ハチマキダテハゼ

ハチマキダテハゼです。やや南方系のハゼですが、特に珍しい種類ではなく、伊豆半島でも見られることがあります。

このハゼも良く見ると、体の模様のばかりでなく、ヒレに水玉模様やラインが入っていたりして、とてもきれいですね。

水中写真というと、レアものを撮りに・・・というイメージもありますが、けっこう普通のものを一生懸命撮っていたりします。珍しい生物でないと写真映えしないというわけでもなく、また普通の生物が満足に撮れない腕で、珍しい生物などきれいに撮れるわけもありません。普通のものをいかにきれいに撮るか、というのも写真の醍醐味ですね。

さて、ハゼの話に戻りますが・・・ハゼの仲間を撮影する時は、「達磨さんが転んだ」がお約束。

ハゼに限った話ではありません。生物は視界の中で動くものに反応する性質があります。これは人間も例外ではなく、最近、テレビで写真の一部分をゆっくりと変化させ、その場所を当てさせるゲームもありますよね。

ハゼに近づく際には、ハゼがよそ見している間に接近し、ハゼがこちらを警戒している間は、じっと止まって我慢・・・という動作の繰り返しをすることになります。

同じ種類のハゼでも、個体によって、ちょっとした動作に過敏に反応したり、意外と鈍感だったりしますし、同じ個体でも、日によって違ったりします(今日は機嫌がいいor悪いと言ったりしますが)ので、ハゼの様子をよく観察しながら接近しましょう。

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ミカヅキコモンエビ

エビがまた続きます。

黄色いアクセントが特徴のミカヅキコモンエビです。一般にクリーナーシュリンプと呼ばれる、魚の皮膚やエラ、口内などに付く寄生虫などを主食とするエビです。

近い種類に「クリアクリーナーシュリンプ」「ベンテンコモンエビ」という2種類がおり、どちらも透明な体で大きさや形もよく似ていますが、他の2種が主に白と赤のアクセントが特徴であるのに対し、ミカヅキだけは黄色が目立つので識別は簡単です。

さて、見てのとおり、体のかなりの部分が透明で、大きさも2cm程度と小さいので、カメラのオートフォーカスには厳しい被写体です。すぐに、ピントに合いやすい後ろの岩などにピントが行ってしまい、肝心のエビはボケボケということもよくあります。

撮影の際には、マニュアルでピントを合わせるか、オートフォーカスしかできない機種では、オートフォーカスの設定を画面の中心にある物体にピントを合わせる「中央固定」または「スポット固定」等の設定に変更し、背景の部分にピントが行かないように気をつけましょう。

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フリソデエビ

高知県の柏島で潜ってきましたが、久しぶりにフリソデエビに出会いました。

ヒトデをエサにするエビで、ヒトデの外皮を削ぎ落とすように扁平に発達したハサミの形と模様が、着物の振袖のようであることから付いた名前です。

今回であった個体は、かなり大きく、4cmくらいはあったと思います。元々、そう素早く逃げる種ではないので、撮りやすいと言えば撮りやすいのですが、コンパクトデジカメで撮影する場合などは、ピントを合わせなくてはならない「目」ではなく、よりコントラストが強いハサミの模様などにオートフォーカスのピントが引っ張られてしまうことが多いので、注意が必要です。

・・・と、言っても、コンパクトデジカメの液晶画面でそこまでシビアなピントを確認することは、ほぼ不可能なので、何枚もシャッターを切っておくと、うまく合った一枚があるかも・・・。

今回、お借りしたニコンの一眼レフデジカメ、D100で、初めての水中一眼撮影に挑戦。驚いたのは、ピントの微妙なズレまでわかるファインダーの精度と、何となくピントが合っていればせ良しとするコンパクトデジカメと違って、少しでも自分の体がブレるとピントが外れてしまうフォーカスのシビアさでした。

早ければ来月には、自分の新デジカメが水中デビューできる予定♪

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ニチリンダテハゼ

日常ネタが切れると、TOP写真更新で間をつないでいる感じが・・・ま、それはさておき。

アケボノと同じく人気のハゼ、「ニチリンダテハゼ」です。その名のとおり、背びれの目玉模様(日の丸模様)が特徴です。南方系のハゼで、日本では沖縄に行けば見ることができます。

こうした、背びれの模様や形に特徴があることも多いハゼの仲間ですが、実は、完全にリラックスしている状態だと、背びれを閉じてしまっている場合が多いです。なんとなく挑発気味に開いてくれる時もありますが、やはりきちんと開いているのは、少し警戒(緊張)し始めた時が多いようです。でも、必要以上に緊張させると、そのまま巣穴に逃げ込んでしまうので、そのさじ加減が重要ですね。

アケボノハゼほど生息水深は深くありませんが、ニチリンダテハゼも日本では水深20m付近で見られる場合が多いですし、時間をかけて撮影することも多いので、無限圧時間にはくれぐれもご注意を。

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アケボノハゼ

アケボノハゼの写真は、以前にも掲載しましたが、今回は大盤振る舞いで3匹1度に大放出。日本では、柏島や沖縄などで見られ、美しい色合いから非常に人気の高いハゼです。

シパダン島というと、ウミガメや、ギンガメアジ、バラクーダの大群というワイドの印象が強いのですが、サンゴ礁の浅場から深海へと落ち込む斜面は、数々のハゼやハナダイなどが生息しています。

特に、アケボノハゼについては、まさに「畑」と言っていいくらい密集している場所が幾つもあり、わずか直径2mほどの範囲に確認しただけで6匹が生息する場所も・・・。日本では1匹をたくさんのダイバーが包囲する姿が普通ですが、ここでは、カメラ持ちがそれぞれ自分専用の「Myアケボノ」を撮影することもできる贅沢さ。ただ、あまり警戒せずに泳ぎ回っている個体が多いので、美しいヒレを一杯に広げた写真を撮りにくいのが難点ですねー。

撮影対象としては、色合いが微妙なだけに、オートフォーカスではピントが甘くなりやすい被写体なので、できるだけたくさん撮影しておくと、失敗がないと思います。また、上半身の白い部分はストロボが強すぎるとハレーション気味になってしまいますし、逆に弱いと黄色がかった冴えない色になってしまうので、注意です。

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ニシキテグリ

マブール島の人気者、ニシキテグリです。英語では「Mandarin Fish」という、なんともオリエンタルちっくな名前が付いています。

口はとんがり、目は出っ張り、格好はあまり良いとは言えない魚ですが、その色彩はまさに極彩色。ストロボを当ててやると、そのド派手な色彩と不思議な模様が映えます。

大きい個体でも数cmの域を出ない小魚な上、掲載写真の背景にあるような入り組んだサンゴの間をひょこひょこと移動しているので、撮影はなかなか根気が要ります。うまく姿を見つけてシャッターを切っても、ストロボの角度次第では、光がサンゴにさえぎられ、肝心のテグリ君は影の中で真っ黒、ということもしばしば。

うまくいかない時は、まず相手を知ることです。じっくり観察していれば、気が付くはず・・・。

実は、ニシキテグリには行動パターンがあり、似たようなルートを周回するように移動しています。つまり、そのルート上で撮りやすい、やや広く空いたような場所があれば、そこでじっと待ち伏せるのが上策。ライトで照らしたりしなければ、向こうからそこに現れます。

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ブラックフィンバラクーダ

久々に、少し古い写真を引っ張り出してきました。

これを撮影したのは、今からちょうど5年前、初めて行った海外ダイビング旅行でした。

撮影場所は、東南アジア、セレベス海に浮かぶ小さな島、シパダン島。

ギンガメアジとバラクーダの1,000尾をこえるのではないかという、初めて見る巨大すぎる群れの迫力に、ただただ圧倒されながら、夢中でシャッターを切った覚えがあります。圧倒されすぎて、エア切れ寸前にまでなってしまった、へなちょこの記憶もありますけど・・・。

その時は、さすが海外、こんなすごい群れも簡単に見れてしまうんだなー、と思ったものですが・・・。

その後、海外にはそれなりに潜りに出かけているにも関わらず、バラクーダに関しては、現在に至るまで、これほどの巨大な群れには出会えていません・・・。

この時は、まだカメラについてもあまり詳しくなく、F1.8という思いっきりの開放で撮ってしまっています。今思えば、もう少し絞り込んで、ストロボを強めに焚き、メタリックなバラクーダの質感を出せていれば・・・と反省。

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アケボノハゼ

アケボノハゼは、美しい体色で人気の近い魚です。沖縄などでも見ることはできるのですが、水深30~35m以上の深場にいることが多いので、なかなかじっくりと撮影することができません。

しかし、柏島ではこの魚をわずか水深23mで見ることができます。おそらく、日本でこの魚を見ることができる水深としては、最も浅い場所でしょう。うまく接近すれば、じっくりと写真を撮ることができます。

撮影のポイントは、他のハゼ同様、巣穴に引っ込ませることなく、どこまで接近できるかが勝負です。・・・なんですが、せっかくいい感じに接近していたのに、この写真を撮影した直後、横からエソが近づいてきて・・・引っ込んじゃった・・・!

くそー、お前、何してくれんねん!と叫んでみたところで、もはや時すでに遅し。

別のポイントでは、同様にハゼの人気者「ネジリンボウ」を、横からやってきた「オジサン」に引っ込められるし・・・自分が注意して接近するだけでなく、周りからやってる邪魔者の魚にも気をつけましょう・・・(-_-;)

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タテジマキンチャクダイ(幼魚)

一部では「うずまき君」の愛称で知られる(?)、タテジマキンチャクダイのお子様です。

成長すると、体長30cmくらいに成長しますが、紺に白いうずまき模様が目立つ幼魚は、数cmから10cmくらいです。写真の個体は、幼魚の中でもやや成長して大きくなったものでした。

模様が特徴的で、比較的撮りやすい魚ではありますが、すぐに穴の中などに逃げ込んでしまうので、驚かさないようにしましょう。

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カクレクマノミ&たまご

ダイバーでない人でも、たぶん知っている人気者ですね。アカシマ君と、「ファインディング・ニモ」つながりということで。

岩にくっついているオレンジ色の粒がカクレクマノミのたまごです。カクレクマノミの繁殖期は夏で、住んでいるイソギンチャクの根元の岩にたまごを産み付けます。

「ファインディング・ニモ」を見た方、映画の中で、「ニモ」やその父「マーリン」が、他の生物から、「カクレクマノミって、ダジャレがうまいんだよね?」と聞かれるシーンがありますよね。覚えていますか?

日本人からすると、唐突に出てくるので、なぜ「カクレクマノミ」と「ダジャレ」が繋がるのか、全く意味不明ですが、その答えは英語名にあります。カクレクマノミの、英名は「clown anemone fish」。「anemone fish」というのはクマノミのことですが、「clown」というのは「道化師」のこと。つまり、「道化師」の名前を持つ魚だから、「ダジャレ(お笑い)が得意だろう?」というわけ。

由来は、派手な体色とイソギンチャクと戯れるかのようなユーモラスな泳ぎが「道化師」のようだから、と言われ、クマノミ全体を指して「clown fish」と呼ぶこともあるようです。

撮影のポイントですが・・・クマノミの仲間は、イソギンチャクの中を泳ぎ回っており、あまりじっとしていてくれません。シャッターを押しても逃げられてしまい、尻尾しか写っていないということもよくあります。でも、よくよく見ていると、クマノミが必ず通る場所、顔を出す場所があります。そういう場所が見つかったら、そこにカメラを向けてピントを合わせ、あとは待ち伏せるのみ。クマノミ君が顔を出したら、すかさず撮影です。下手に追い回すより、待ち伏せ作戦で行きましょう。

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アカシマシラヒゲエビ

 いい加減、しつこい気味ですが、またまたエビです。次は魚に行きますね。

 さてさて、黄色の体に赤い背中、白いひげという、なんともカラフルなエビです。沖縄では比較的よく見られる種類で、黒潮に乗ってきた個体が、稀に伊豆などでも観察されています。

 大型の魚の体やエラなどについたゴミや寄生虫をエサにする「クリーナーシュリンプ」と言われるエビの一つで、写真を撮っていると、よく、腕の上やカメラの上に乗ってきて、ダイバーまでクリーニングしようとします。

 ちょっと古い話ですが、アニメ「ファインディング・ニモ」の中で、水槽の中の仲間の一人として登場しました。水槽のガラス面を掃除しているエビです。

 撮影のポイントは、ホワイトソックスなどと同様、白いヒゲなどにオートフォーカスが合ってしまわないように、落ち着いて「目」にピントを合わせること。

 ホワイトソックスやバイオレットボクサーより、ずっと個体数が多いので、穴の中などにいる撮りにくい個体を無理に撮ろうとせず、さっさとあきらめて撮りやすい位置にいる個体を探して撮る方が、うまくいくと思います。

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ホワイトソックス

 バイオレットボクサーに続いて、もう一枚エビで行ってみましょう。和名では「シロホシアカモエビ」という名前がちゃんとありますが、「ホワイトソックス」という方がよく使われます。水族館などのクリスマスイベントで、「サンタエビ」として展示されていることもありますね。

 名前の由来はもちろん、脚の第二関節から先が白くなっていて、白い靴下を履いているように見えることから、ですが、この写真から衝撃の発見が・・・!

 脚の白い部分は、関節から先が全部白くなっているのだと思っていたのですが、白いのは脚の前面だけで、後面は体などと同じ鮮やかな赤。浮上してから写真を見て初めて気付きました!

 ・・・もう、知ってたよ・・・という方、ごめんなさい。自分的には衝撃だったもんで・・・。

 穴の中の暗い場所にいることが多いので、やはりピント合わせは落ち着いて。特にコンパクトデジカメのオートフォーカスは暗い場所に滅法弱いので、小さなライトで照らしながらピントを合わせてもいいでしょう。撮影時にはストロボを使うので、ビデオライトのような強力なライトでなくてもOKです。

 白いヒゲの方にオートフォーカスのピントが合ってしまうことも多いのですが、そうした微妙なピントのズレはデジカメの液晶では確認しにくく、あとでパソコンで見てがっかりということも多いので、何枚も撮っておくようにしましょう。

写真の掲載ページはこちら→ http://homepage1.nifty.com/tsune00/index.htm

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バイオレットボクサーシュリンプ

けっこう前から、キレイに撮りたいと思っていたエビです。なかなかシャイらしく、穴の奥にちんまりいるんですけど、今回はやりました。穴に押し込める小型のコンパクトデジカメの勝利であります\(^o^)/

見てのとおり、上半身の紫色がキレイなエビです。伊豆から沖縄まで普通に見られる「オトヒメエビ」の仲間なんですが、体の色が違うほか、大きさも平均的に少し小ぶりなようです。もちろん数は少なく、標準和名も未だ付けられていません。

ハサミや尻尾の方が色のコントラストが高いので、どうしてもカメラのオートフォーカスがそちらに引き寄せられてしまうことが多いです。カメラのAF設定を「中央固定」にして、落ち着いて頭にピントを合わせるのが撮影のポイントですね。

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