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2017年7月31日 (月)

東赤石山 夏を彩る希少な花々

今回のお山は、八巻山(1698m)と東赤石山(1706m)。
2週間前にも登りましたが、前回、まだ咲き始めだったオトメシャジンがそろそろ見頃だと期待して。
天気は終日雲の多い予報でしたので、展望はあきらめ、花探しに専念しました。
(一応、山頂は踏みましたが)
 
今回の目的は2つ、見頃になったであろうオトメシャジンと、前回、見つけることができなかったコイチヨウラン。
 
オトメシャジンは、ツリガネニンジンの変種の1つで、
四国、それもこの東赤石山山頂付近のカンラン岩(蛇紋岩)地帯だけでしか見ることができない花。
そして、コイチヨウラン。
こちらは固有種ではありませんが、田中澄江が「花の百名山」の中で、東赤石山の花として挙げた花。
花も小さく、林床にひっそりと咲いている野生蘭です。
 
予報通り、山頂から展望は雲に遮られてダメダメでしたが、
目的としていたオトメシャジン、そしてコイチヨウランも見つけることができ、満足。
 
行動時間7時間、累積標高差約1100m、総行程約13kmの山行でした。
 
20170729_001
オトメシャジン(乙女沙参)
ツリガネニンジンの変種で、東赤石山付近のカンラン岩地帯だけに分布する固有種。
 
20170729_002
コイチヨウラン(小一葉蘭)
田中澄江が「花の百名山」の中で東赤石山の花として挙げた花。
茎の根本に1枚だけ葉を付けることから名づけられた。
 
20170729_004
シコクママコナ(四国飯子菜)
「四国」と名前が付いていますが、四国以外でも見られるようです。
 
20170729_003
イワタバコ(岩煙草)
 

2017年7月17日 (月)

東赤石山 四国屈指の高山植物と岩の峰へ

今回のお山は、八巻山(1698m)と東赤石山(1706m)。
東赤石山は日本二百名山の1座にして、花の百名山にも連なる、四国屈指の高山植物の山。
しかも、高山植物の多い八巻山から東赤石山の稜線は岩峰が城壁のように連なる険しいルート。
 
梅雨の雨に祟られたとは言え、前回の三嶺から1ヶ月も山行をサボッてしまったので、
満を持して久々の岩稜歩きに挑みます。
 
登山口からは、樹林帯の中を沢沿いに上がっていく道。
最初は緩急をつけながら、後半にいくに従って急登になっていきます。
何度かの渡渉と、谷間を腐りかけた丸木橋で渡る部分がありますので、慎重に。
登山口から約2時間半で、標高1560mの山小屋、赤石山荘に到着。
山荘前が飾り付けされていて賑やかだと思ったら、
この週末は山荘30周年記念の祝賀イベントの真っ最中でした。
 
山荘前から稜線に登り、岩峰が連なる稜線を八巻山、東赤石山へと向かいます。
八巻山へは赤石山荘から直登するルートもあるので、
稜線からのルートはやや荒れていて、道が不明瞭な場所もありますが、
よく見れば踏み跡はありますし、岩場のルートファインディングの練習にもなりました。
 
岩場には、赤石山地と石鎚山地の稜線にしか分布しない「シコクギボウシ」の花が最盛期で、
あちこちに美しい紫の花を風に揺らしていました。
久々に登山口から4時間半かけて東赤石山登頂。
下山は東赤石山頂から直接筏津へ。
 
行動時間8時間、累積標高差約1200m、総行程15.8kmの山行でした。
 
20170716_000
連なる岩峰を越えて、一番奥の東赤石山を目指す。
 
20170716_001
八巻山山頂手前から、進んできた道を振り返る。城壁のように連なる岩稜。
 
20170716_002
岩峰を背に咲く妖精、シコクギボウシ。
今がまさに最盛期で、あちこちで可憐な花を咲かせていました。
この赤石山系と石鎚山系のみに分布する固有の花。
 
20170716_003
八巻山山頂より東赤石山を見る。
 
20170716_004
東赤石山山頂からさらに東へ延びる稜線。
瀬戸内海側から沸いた雲を法皇山脈の稜線がせき止めています。
 

2017年7月 5日 (水)

高知・柏島 夏のはじまりの海。

梅雨の晴れ間。生物たちが活発になる夏の始まり。高知大月町、柏島の海へ行ってきました。
水温も25℃近くまで上がっており、ハゼ類動きも活発。
繁殖シーズンを迎えた生物たちの姿もたくさん見られ、存分に撮影を楽しむことができました。
 
170701_001
スジクロユリハゼ 深場に生息する遊泳性のハゼ。
ヒレを開かないと棒のような姿ですが、ヒレを広げたところに光を当ててやると、この美しさ。
 
170701_002
ネジリンボウとヒレナガネジリンボウ。 同じ巣穴に異種間同居しているようです。
長く伸びる第1背びれだけでなく、第2背びれの模様にも違いがあります。
 
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ピグミーシーホース。見つめあう2匹。
お腹が大きいのは、育児嚢に卵を抱えているから。育児嚢で卵を守るのはオスの役目です。
 
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口内保育中のキンセンイシモチ。
もう目がわかるくらい成長しているので、ハッチアウトも間近でしょう。
 
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フィコカリス・シムランス 和名のないモエビの一種。
藻に擬態しており、体長数ミリ。この個体は美しい緑色で写真映えする子でした。
 
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ホムラハゼ。
穴の奥で動いていたので、ライトを消してしばらく様子を見ていたら、ひょっこり顔を出してくれました。
胸鰭の模様が美しいです。

2017年6月17日 (土)

三嶺 豊かな森と大展望の山頂と。

今回のお山は、「三嶺(みうね)」標高1,893m。
日本二百名山の1つで、高知県の最高峰になります。
石鎚山地と並んで、千数百メートルの山々が連なる剣山地に初めて足を踏み入れました。
 
登山口は徳島県側の名頃。広い駐車場とトイレがあり、人気の登山口です。
登山道は樹林帯を尾根沿いに登るルート。
広葉樹林からはじまり、標高を上げるにつれてダケモミと呼ばれるウラジロモミが茂る針葉樹林、
そして山頂部はクマザサに覆われた笹原と、植生が変化していきます。
 
山頂からは、360度の展望が開けており、
東に剣山地の主峰、剣山(標高1,955m)と次郎笈(じろうぎゅう・標高1,930m)、
西には笹原が続く稜線の先に剣山地の西端、天狗塚(標高1,812m)を望むことができます。
 
期待した山頂周辺のコメツツジは、残念ながらまだ咲いていませんでしたが、
大展望をゆっくり堪能して満足。
 
行動時間5時間30分、標高差980m、総行程11kmの山行でした。
 
20170617_001
山頂部はササ原の中に巨岩が点在する庭園のような風景。
 
20170617_002
三嶺山頂直下から三嶺ヒュッテと池を望む。
 
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三嶺山頂直下の岩場より。奥に2つ並ぶピークが、剣山と次郎笈
 
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三嶺山頂より天狗塚を望む。
 
20170617_005
三嶺ヒュッテの前でさえずっていたウグイス。
 
20170617_006
中腹に広がる広葉樹林。紅葉の時期にはさぞ素晴らしいことでしょう。
 

2017年6月10日 (土)

まだ冷たい初夏の海。ハゼとウミウシと。

今週末は海。高知・大月でのマクロダイビングです。
まだ水温は20℃前後。冷たいところで18℃、暖かいところで23℃でした。
 
じっと撮影していることが多いマクロダイビングでは、まだ5mmウェットだと少し寒いくらい。
しかし海の中は、夏を控えて徐々に賑やかになってきています。ハゼたちも顔を出すようになり、相変わらずウミウシもたくさん。
 
ファインダー越しに色々な生き物たちの表情を眺めながら、じっくりと撮影を楽しんできました。
 
20170604_001
ホタテツノハゼ
 
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ホタテツノハゼ属の一種
 
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セトイロウミウシ 久々にスヌート撮影にて。
 
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ヒロウミウシ
 
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フィコカリス・シムランス
 
20170604_006
スジクロユリハゼ

2017年5月27日 (土)

筒上山 シロヤシオ咲く修験の峰

今週のお山は、岩黒山(標高1746m)、手箱山(標高1806m)、筒上山(標高1859m)の三座縦走。
石鎚山の南に3つ並んで連なる山々を、この時期に見頃を迎えるシロヤシオ(ゴヨウツツジ)を求めて歩きました。
 
登山口は土小屋。石鎚山の登山口として知られていますが、今回は石鎚山に背を向けて、南への登山口から入ります。
最も近い岩黒山までの標高差は250m。30分ほどで登頂。
まずはウォーミングアップというところですが、山頂から見る石鎚山の姿は格好いいです。
岩黒山から下り先へ。隣は筒上山ですが、ここは後回し。
筒上山中腹の新緑の森を抜けて先の手箱山へ向かいます。
 
手箱山と筒上山の間、今も修験の道場が建つ手箱越を経て、手箱山登頂。
ここからは筒上山の影になって石鎚は見えませんが、南の展望が素晴らしい。
折り重なるような四国の山脈の向こうに、土佐湾まで見ることができました。
 
一旦、手箱越まで戻り、本日のラスボス、筒上山に。
筒上山はドームのような形の山頂部を持ち、まずは高さ40mの鎖場が出現します。
太い鎖を手かがりに一気に登り上げると、続いてはササ原の急登。
ササ原に点在する大きな岩の1つ1つに神様が祭られたお社を巡りつつ標高1859mの山頂へ。
 
下山は北の尾根へ。ここが一番シロヤシオが多いという情報ですが、下山を始めていきなりの笹漕ぎ。
登山道はあるのですが、生い茂る笹に埋もれて見えません。
足元の踏み跡と、木々に付けられた赤リボンを目印に進みます。
やがて樹林帯に入ると、待望のシロヤシオの花が。
純白の可憐な花を付けた木々が点在しています。
ただ、花を付けていない木も多く、散ったにしては地面に落花もないので、今年は花が少ないのかも。
 
行動時間約6時間、累積標高差約800m、総行程約10.7kmの山行でした。
 
20170527_001
岩黒山山頂から望む、石鎚山から二ノ森への稜線。
この角度からが一番格好いい気がします。
 
20170527_002
岩黒山山頂から瓶ヶ森方面の展望。北西風が稜線で雲を作り、たなびいています。
 
20170527_004
シロヤシオ。新緑の葉と純白の花の取り合わせが絶妙。
葉の先がわずかに赤く色づくのがアクセント。
 
20170527_005
陽光に透かした葉と花の色彩が好きです。
 
20170527_007
下山後の帰路は、天空の林道と呼ばれる瓶ヶ森線で。
奥に特徴的なドーム状をした筒上山が見えます。
 

2017年5月21日 (日)

西赤石山 アケボノツツジ彩る稜線と産業遺産を巡る

今週のお山は、西赤石山(標高1626m)。
情報では、アケボノツツジが見ごろ(やや終わりかけ?)だということだったので、行ってきました。
 
南面の登山口となる日浦登山口から入山。
この山には、280年に渡って70万トンもの銅を産出したといわれる別子銅山(べっしどうざん)がありました。
明治期から隆盛を極めた鉱山町の遺構の間を縫うように登山道が続いています。
まずは銅山越と呼ばれる稜線へ。さらに稜線上を東へ進み、出発から2時間半ほどで西赤石山登頂。
目当てのアケボノツツジはやや終盤となってはいましたが、なんとか見頃に間に合った感じ。
山頂から北の鞍部に一旦下り、兜岩というポイントから山頂を見上げると、
アケボノツツジのピンク色が稜線を美しく染めていました。
 
山頂に戻って銅山越まで下ると、もう一つの目当ての花、ツガザクラを見に行きます。
ツガザクラは関東や中部の高山ではよく見られますが、
日本ではこの銅山越周辺に生育するものが南限と言われています。
まさに見頃となっている釣り鐘型の可愛らしい花を楽しんで下山。
 
行動時間6時間、累積標高差約900m、距離約12kmの山行でした。
 
20170520_001
西赤石山の稜線を染めるアケボノツツジの群落。
 
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山頂直下から見下ろしたアケボノツツジの群落。
茶色い岩が積み重なったピークが「兜岩」、奥には瀬戸内海まで展望できます。
 
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アケボノツツジ。関東で見られるアオヤシオの近縁種。
 
20170520_007
ツガザクラ。薄いピンク色のワンポイントが入った可愛らしい花。
日本の南限となる、貴重な個体群です。
 
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別子銅山の鉱山町の遺構。当時は最先端のモダンな建築だったのでしょう。
 
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吉野川支流大北川の「翁の滝」。

2017年5月15日 (月)

マクロDive in 柏島

ウミウシを中心に、小さな生物たちを撮ってきました。
 
大雨の翌日で、少し濁り&冷たい海でしたが、たくさんの被写体に恵まれ、楽しく撮影することができました。
 
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ユビワミノウミウシ
ミノに指輪をはめたような紫色のリングがあります。
 
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フジナミウミウシ
極小の個体で体長はわずか2mm。でもこんなに美しい色彩。
 
20170514_002
スイートジェリーミドリガイ
淡い紫色が美しい、人気の被写体です。
 
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フィコカリス・シムランス
岩の表面に生える海藻などに擬態している小さなエビ。

2017年4月30日 (日)

伊予富士~寒風山 寒風山登山口よりT字縦走

今回から、四国の山歩きの始まり~。
四国初山行は、伊予富士(標高1756m)と寒風山(標高1763m)です。
両山とも石鎚山脈の主稜線に連なる山の1つ。
登山口から石鎚山脈の主脈縦走路がはしる標高1450mの桑瀬峠まで登り、
西へ行けば伊予富士、一旦桑瀬峠に戻って東へ行けば寒風山に至ります。
 
朝6時、寒風山登山口を出発。桑瀬峠までは樹林帯を九十九折れに登っていき約30分。
峠付近は森林限界となっており、一面のササ原が広がっています。
ここから伊予富士までは、ほとんどの区間がササ原の続く展望の良い稜線歩き。
稜線の先には伊予富士の姿がそびえ、南には幾重にも続く四国山地の山々、
北には瀬戸内海を望むことができます。
伊予富士の山頂からは、石鎚山脈の最高峰であり西日本最高峰の石鎚山がよく見えました。
 
桑瀬峠まで下山し、今度は寒風山へ。
寒風山山頂からは、さらに東へ続く石鎚山脈主稜線が良く見え、
隣の笹ヶ峰をはじめとする標高1700~1800m級の山々が続いていました。
 
標高1400m以上は、まだ花も少なく、木々の新芽も開いていない状態。山が華やかになっていくのは、まだこれからです。
行動時間5時間、累積標高差約970m、総行程約9kmの山行でした。
 
20170430_001
伊予富士山頂から東を望む。
稜線の先にある視線と同じくらいの高さのピークが寒風山。
その奥に、笹ヶ峰、ちち山と峰が続く。
 
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伊予富士山頂から西を望む。正面一番奥が、石鎚山。
その右側に甕ヶ森、西黒森と1800m級の峰が連なる。
 
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伊予富士への登山道。気持ちの良い稜線歩きです。
 
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下山後に立ち寄った、仁淀川源流の「にこ渕」。
仁淀ブルーと形容される美しい蒼を湛えた滝壺でした。

2017年4月23日 (日)

四国移住、そして柏島へダイビングへGO

この4月から、四国へ移住。
以前からよくダイビングに行っていたマクロ生物の聖地「柏島」が、

遂にマイカーで週末ダイビングに通える範囲になりました♪
四国移住から3週間目にして、ダイビングへGoです。
自宅から柏島まで片道200km、3時間ちょっとで到着。
まだ水温は18~19℃と冷たいものの、じっくりと生物と向き合うダイビングができました。
これからは毎月1回以上は行けるなぁ♪
 
20170423_000
ピグミーシーホース
春は子育ての季節。背中を向けている個体のお腹が大きいのは、育児嚢に卵を抱えているから。
ちなみに、卵を抱えているのはオスらしいです。
 
20170423_001
コマチコシオリエビ。ウミシダに擬態しています。
 
20170423_003
ジョオウミノウミウシ
 
20170424_000
ミスガイ
貝殻を背負ったウミウシの仲間。
下から突き出している青い管は、口。
これを砂の中に伸ばして、砂の中のゴカイ類を捕食します。
 
20170424_001
外套膜の間からのぞくつぶらな目(眼点)が可愛らしいです。
 

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